2010年 02月 12日
松前漬け 小樽の知人から 数の子入りのおいしい松前漬けが 送られてきました 昆布とスルメと数の子が よくなじんで 上品な味わいです 「うちでも 前は 作っていたのにね・・・」と ぼそっと 夫が 言った そうだった・・・ 我が家でも 冬には ときどき 作っていたんだっけ 小学生のころだったろうか・・・ 年末には 母を手伝って 昆布や スルメをきざんだ 新聞のチラシを 炬燵の上にひいて ハサミで きざむのが 子どものかかり 昆布は大丈夫だけれど かたいスルメを切るのは 一苦労で しっかり握りしめたハサミの跡がついて 痛かったり 切ったスルメが何処かへ飛んで 分からなくなったり それでも なんだか 楽しかった気がする 母は ニンジンも 千切りにして 混ぜた 見るからに 赤がきれいで おいしそうだった けれども それは あまり子どもが食べるものではなくて もっぱら 父の お酒のつまみになっていたのだろう・・・ その頃に その松前漬けを食べたような気はしないから その味を知ったのは もう少し大人になってからのことだと思う それからずっと何年も後になって 我が家でも 年末には 松前漬けを作るようになった 数の子は 入れないけれど 母と 同じように ニンジンを入れて 赤い色どりがきれいな松前漬け ・・・もう 最近は 作っていなかった この冬には また 炬燵のあったころを思い出しながら 作ってみようと思う・・・
by mayumis39
| 2010-02-12 19:09
| 食
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